靴作りには多くの工程があります。足の採寸からスタートし、オリジナルの靴が完成するまで、カラーやデザイン、革選びまで悩むこともたくさん。失敗のゆるされない革の加工や縫製、完成したときの喜びはひとしおです。多くの方が初めて受講し、靴作りの喜びをつかんでいます。ぜひチャレンジしてみてください!

自分の足のサイズを知っていますか?・・・・採寸

まず 始めは足の採寸からスタートです左右の足長、幅、甲の高さ、踝の位置、などフットプリントにて足の接地具合などを確認いたします。初めて自分の足を測ると足長、
左右0.5~1センチ違いなどに驚かれます。

フットプリントを基に靴型(ラスト)作成、修正(約2週間)


左右の足の測定に基づきラスト調整、自分の足にフィットする(ぴったり)来るように非常に大切な作業です。
ここから先が生徒さんたちの作業です。

革の素材選び・・・靴のイメージやグレードに影響する重要なポイント

デザインを基に革を選択します。革選びも楽しいひと時、慎重にイメージしながら選びましょう。
スクールではGoatゴート革(山羊)、Cow牛革、Pig豚革、その他、40色ほどの革をそろえております。(革の持込自由です)

Goatゴート(山羊)
独特なシボを持つ柔らかい革。 柔らかいながらも強度を持っている、ビスポークなど高級靴などに用いられる。
Cow牛革
革製品で最も多く多用される牛革・ 強度、製品の種類では№1
Pig 豚革
日本国内で自給できる革。 薄くて軽く通気性に優れ磨耗にも強い為、ライニングでよく用いられる。

革の裁断・・・失敗できない、もっとも緊張する工程

デザイン(型紙)を基に革に裁断のライン引き慎重に1つ1つ丁寧に包丁でカットします。

革漉き機にて折り曲げたり重なったりする場所を厚ぼったくならないように漉いてゆきます。

裁断した革をミシン縫製します。

靴のデザイン上大切なところです革に合わせたカラーの糸で
縫い合わせます。(ミシンの練習は納得行くまで練習してください)。

釣り込み作業「縫製した革を靴型(ラスト)に沿わせる作業

縫製した面のデザインがいよいよ靴型に沿ってゆきます。
金鎚、釘、ラスト、ワニ、靴造りを実感できる作業の開始です。

本底の底付け(セメンテッド製法)

木のように硬い革を切り出し、革包丁、グラインダー、ヤスリ、などで形を形成してゆきます。

中敷(インソール)の作成

土踏まずなどフットプリントと実際に足に当てて中敷の調整です、長くはいても疲れにくくしてくれる中敷の作成。

靴底の最終仕上げ

靴底を無色、黒、茶色、のカラーから選び色付け、アッパーは汚れを取り除いてクリームなどで磨き上げます。見違えるように綺麗に仕上がります。

靴の完成

靴喜びの瞬間です!!
この教室は初心者を対象に開校いたします。
気軽に楽しめるコースです。
この頃は、こつこつと時間をかけて創ってゆく行ことがあまり無いのでは、見知らぬ生徒さん同士が仲良くなり、友達の輪も広がります、是非この機会にチャレンジしては如何でしょうか。